違いは何?デイサービスとデイケア

介護業界では様々なサービスが提供されていますが、混同しがちなのがデイケアとデイサービスです。
デイケアとは一体どのような介護を意味しており、デイサービスとは何が違うのでしょうか。

そもそもこの2つは通所型の介護サービスを指しており、基本的に宿泊施設はもたず、利用者の自宅へ送り迎えを行っているケースが多いです。
また、それぞれの別名を調べて見ると、デイケアは通所リハビリテーションを意味しており、デイサービスは通所介護を指しています。
つまり、提供しているサービスの意味合いや内容が異なっているわけです。
さらに、デイケアは医師の常駐が必要であるのに対して、デイサービスは医師が在籍していなくても問題ありません。
このような医療的な側面が、デイケアとデイサービスの大きな違いだと言えるでしょう。

では、デイケアでは一体どのようなサービスが提供されているのでしょうか。
デイケアはリハビリの要素が大きいことから、具体的には高齢者の身体機能の回復や、認知機能の改善を目的としたケアが行われています。
これらのケアは医師の指導にもとづいて実施されており、作業療法や理学療法なども取り入れられているのが現状です。
また、デイケアには精神科デイケアや認知症デイケアなどの種類があり、利用者の病状に合わせたケアも実施されています。
デイケアを提供している介護施設の中には、一般的な通所介護であるデイサービスを提供している所も少なくないようです。